■ペットの役割と飼主
今も昔もいつの時代においても、われわれ日本人は 身近にペットを飼ってきました。戦後、人が食べていくのがやっとの生活環境においても、ペットの姿がありましたが、ごはんは今の時代のようなペットフードでは なく残飯が当たり前の時代です。
当時の犬の役割は?というと、屋外につながれた防犯の番犬として飼われたり、猫の役割は?というと、家屋の中を駆けまわるネズミの駆除として飼われていました。飼い主を考えてみると、昔は2~3世代同居の大家族から現代の核家族化に変わりました。現代においては、ペットは飼い主の心のよりどころを担っている役割が多く見受けられます。
ペットに温もりを求め、心を癒してくれる関係を期待しているわれわれ飼主にとって、犬は番犬としての役割ではなく、猫はネズミの駆除としての役割でもなく、大切な家族の一員として、側に居てくれていることに感謝したいものです。
発行 (株)どうぶつの杜
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